昨年末に開催された
ヨコハマブルーカーボンアカデミーセミナー。
最終回に登壇されたのは
淑徳大学人文学部の
北野大先生。
水資源のお話をしてくださいました。
私にとっても非常に興味深い
水のはなし。
世界の水資源、
気候変動と水不足など
さまざまなお話がありましたが
どういうわけか最後に、
ココロに残ったのは
黒田官兵衛の「水五訓」でした。
すなわち・・・
- 自ら活動して他を動かしむるは水なり
- 日常に自己の進路を求めて止まざるは水なり
- 障害に逢いて激しくその勢いを百倍し得るの量あるは水なり
- 自ら潔して他の汚れを洗い、清濁併せて容るるは水なり
- 洋々として大海を充たし、発しては蒸気となり雲となり雨となり雪と変じ露と変じ、凝っては玲瓏たる鏡となりたるも、その性を失わざるは水なり
・・・いや、深い。
一つ、二つはなし得ても
五訓の境地に辿りつくのは
はなはだ遠き道かと思いつつ。
北野先生の言葉の面白さに
ハマってしまいました。
でも水の強さや
変化を恐れず柔軟にあろうとする
“水”そのものの性質にも
私たちは学ぶところがあるのでは。
私たちは何かしようとする時、
つい力んでしまいがちですが、
水の強さというのはそれと違って
自然のままに、意のままに自ら動いて
シンプルに思いを遂げる
・・・・そんなものかもしれませんね。