「Column」カテゴリーアーカイブ

フレー!フレー!

フレー、フレー、A ・O・ BA!

先日、久しぶりに
応援団の太鼓を叩きました!
市民による、みんなのための
応援団を作りたい、という
知人が企画したイベントの
お手伝いに駆けつけ、
市民応援団の鼓手を務め
頑張る皆さんを応援しました。

青葉公会堂で開かれた
初イベントには、
なんと300人近い観客が。

といっても、皆のお目当ては
第一部の東大、立教大の本物の!
体育会応援団の演舞なのですが。
流石に、現役学生の皆さんの応援は
迫力満点で、かっこよく惚れ惚れ♡

(写真は東大の応援団の皆さん)

一方、私たち市民応援団といえば。
私は高校時代に野球部応援団の
太鼓を叩いていた経験はあるけれど
もう何十年ぶり?

号令かけるリーダーも
定年間近のサラリーマン氏、
迫力では学生に勝てません。

それでも!!

気合いだけは負けじと、
精一杯頑張りました。

第二部の私たちの本番では
太鼓のタイミングがズレちゃったり、
リーダーも声が枯れたりしましたが
まあ、そこはご愛嬌です。

ホンモノ応援団の学生さんも
冷汗^^;) かきながら
「大丈夫、その調子!」と
隣で励ましてくれました。

最後に、市民リーダーのMさんが
舞台上の“口上”で言いました。

「注目!」

この歳になって学生服着るなんて
奥さんに散々バカにされ、
こっそり隠れて練習したこと、
舞台の上でも恥ずかしさで一杯だが、
それでもこうして、
仕事以外に頑張れる
楽しみを見つけたこと、
今からでも頑張れる、
皆さんも一緒にやりましょうよ、と。

人生100年時代、
もう年齢とか関係なく、
好きなことを頑張る、楽しむって、
素敵なことだと思えました。

一生懸命、誰かを応援するって
気持ちいいことです。

でも応援するためには
自分自身も必死で
頑張る人でいなくちゃ、
と学生さんに教えられた
応援イベントでした。

青葉応援団 HP

そして東京六大学野球秋季リーグの応援にも駆けつけました!

 

 

Happy 日本酒巡礼

日本酒を巡る、ジモト旅の
連載コラムを
横浜のタウン誌「mirea」で
はじめました。

ニッポンの米への熱愛から
日本酒好きを公言してきた私。
実は「日本酒ナビゲーター」の
資格を持ち(いつか唎酒師も
目指したいなぁと思うけど)
日本酒の魅力を少しでも
若い世代にも伝えられたら
と思っています。

とくに日本酒は、もともと
神事に使われてきた歴史があり、
米、水、酵母という自然の力と
受け継がれてきた技によって
生み出されるもの。
ひとくち、味わうごとに
清冽な自然の恵みが
こころの奥に響くのを感じます。

そんな日本酒への敬愛をこめて
“日本酒巡礼”と
コラムタイトルを名付けました。

第一番は、横浜の歴史ある酒屋、
君嶋屋さんを訪ねました。
小さな酒蔵にも、足を運んで
こだわりの酒を買い付けている
君嶋社長の熱いお話を聞きつつ、
夏にぴったりな、
微発泡酒をお伺いしました。

詳細は、mirea webにて。

http://mirea-web.jp/105278

また、みなとみらい地区でも
冊子が配布されています。

配布先:http://mirea-web.jp/haifu_list

 

 

Shakespeare’s words,

We few, We happy few…
ヘンリー5世のスピーチ。

シェイクスピアの魅力は、
その言葉の普遍性。
耳にした後も、ずっとずっと、
エコーのように心に響きます。

先日(と言ってももう3ヶ月前)
友人に誘われて新国立劇場へ
「ヘンリー5世」ゲネプロを
観に行きました。

言わずと知れた
シェイクスピアの歴史劇。
中でも有名なのは
ヘンリー5世の
聖クリスピアンのスピーチです。

photo: Yale University Art Gallery

フランス軍優勢の中、
ヘンリー5世率いる英国軍は
わずか半分の兵で攻め入る、
その前夜、王が皆を鼓舞するように
語りかけるのですが
強くも、優しいスピーチは
思わず胸を熱くさせます。

中でも好きなのは
「We few, we happy few,
we band of brothers・・・」
という一節。

私たちは現代においても
つい、くじけそうになったり
不安に思う場面に出くわします。
でもどんな時でも、心の強さ、
頼れる仲間の支えがあれば
奇跡は起こる?かもしれない。

そんな勇気を与えてくれるのが
このシェイクスピアの
名ゼリフなんです。

ヘンリー5世(映画版)のスピーチは、
こちらで観れます。

Thanks Shakespeare!
I’ll remember your words.

祈り、内なるものとの境界

今年も311が訪れました。
私は、金沢文庫で開かれた
運慶展にて、祈りを捧げました。

源頼朝と同じ時代を生き、
神奈川にもいくつもの
作品を遺している運慶、
その神奈川ゆかりの
慶派仏像が一同に会した
特別展の最終日でした。

特に気になったのは
運慶の仏像の霊験伝説
として知られる
頬焼阿弥陀如来像です。

これは、町局が法師にある疑いから
火ゴテで罰を与えたところ
阿弥陀如来の頬にも同じ焼痕が
出現し、夢枕に阿弥陀如来が現れたという
縁起が伝えられているものです。

その伝説を振り返る時
私たちは、祈りの意味を考えます。
祈りとは、自分の内なる声に
耳を傾けることではないか、と。
焼頬の例は、真偽はともあれ
町局の心の奥にある罪悪感が、
そのような奇跡を見せたのでしょう。

その阿弥陀如来の前で
311の自然への畏怖を
想いながら祈りを捧げると
気のせいか、
阿弥陀如来の左目に
キラリと涙が光っている
ように見えました。

阿弥陀さまも悲しんでいらっしゃる、
それは私の内なる心の声であり
祈りを内から外へと放つ
静かな力を感じたのでした。

引き続き東北の復興と
被災された方々の心の回復を祈り、
自然とともに暮らす私たちの
災害への備えが万全であるように
と願うばかりです。

商工会議所交流会

先月、横浜商工会議所の
合同新春交流会にて、
ご挨拶させて頂きました。

新入りながら、私の事業紹介、
横浜玄米の事業など
PRさせて頂きました。

参加の皆さまは、
代々横浜で事業を継承されて
きた先輩方が多く、
アドバイスなども頂き、
励みになりました。

創業何十年という
社長さん達に囲まれて
「起業女子なんて
浮かれたこと言って
ごめんなさい」と、
内心、恐縮しまくりでしたが
「頑張って」と背中を
押してくださり、
心強かったです。

一方、好きなことを仕事にする
起業女子の軽やかさと
代々続くものを守る
事業継承者の責任と重み
という違いについても
考えることができました。

みなさま、ありがとうございました。


Buggy in the forest

先日、「みどりアップを見に行こう」
という横浜市みどりアップ
市民推進会議主催の
ツアーが開催され、
私も委員の一人として参加しました。

横浜市は、一人900円の
みどり税という環境税により
市内の緑地保全や
農地保全などが行われています。

都市の市街地は開発により
緑が失われてしまいがちですが
まとまった緑を残そうという
趣旨から市が森を買い取り
市民の森として保全することも
取組みのひとつ。

ツアーでは、港北ニュータウンの
一部の森と、緑道を観察しました。

仲町台駅からモールを少し抜けると
そこにはきれいな緑道が。
コースは茅ケ崎公園~
大原みねみち公園へ。

以前この一帯は山だったそうで、
‘70年代に山を伐り拓いて
市街地が作られました。

ツアーには、港北ニュータウンの設計に
関わったという筑波大学名誉教授の
川手昭二先生も同行され、
当時を振り返りながらお話されました。

開発にあたっては、
いかに“自然風”に緑を残すかを考えた。

もともとそこには杉やヒノキがあったが
暮らしにとけ込む森とするためには、
明るさが必要であり、
落葉樹などもバランスよく植樹した。

しかし40年を経て緑は成長し、
暗い森になりつつある。手入れも必要。
現在、みどりアップによる
樹林地の保全が行われていますが
なかには放置された私有林もあり
今後の課題は、住民たちが主体的に、
いかに森を管理していくか
ということである—というお話が。

森が暗くなると防犯上からも
心配する声があると住民の声も。

しかし森のそばに佇むマンション群を
観るにつれ、ここはもともと
森を切り崩して作ったんだよなぁ。

人が主役か、森の生きものが主役か?

森好きの私としては、
そこは悩ましいところです。
オオタカも、つい最近まで観られたそうです。

しかし、緑道を行き交うお母さんたちが
ベビーカーを押しながら
子どもと散歩しているのをみると、
素敵なことのように思えました。

身近な森に親しむことは
子どもたちにとっても
よい教育となるに違いないはず。
少子化のこれから、
子育て世代に必要なみどりのあり方を
この森に感じました。

緑地の開発を進める上で
自然が失われることへの
痛みを持っているかどうか。

それはまちづくりにおいて
なくしてはならない大事なことで
痛みがあればこそ、
なるべく自然に近い緑を残したいと
努力できるのだ—-

というような川手先生のお話も
感慨深く拝聴したのでした。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

OPEN YOKOHAMA から2030

横浜には、開港以来の
ハマっ子の気風を表す
「OPEN YOKOHAMA」という
シンボル、スローガンがあります。

自由な風の吹く風車のマークは
さまざまなヒト、モノが出会い
交差する場所、横浜を表しています。

これが出来たのは、
開港150周年の2009年。
横浜の市民がみんなで考え、作ったもの。

その市民ワークショップを仕掛けた
プロデューサー、兎洞武揚さんに、
「OPEN YOKOHAMA」が出来るまでの
まちづくりストーリーや
横浜の魅力のあれやこれや、
そして2030年の未来に向けて
仕掛けるという、
持続可能なお買い物プロジェクト
OPEN 2030についても
聞いてみよう!というイベントに
インタビュアーとして
お手伝い参加しました。

横浜では今でこそ、毎日のように
あちこちで市民ワークショップが
開かれていて、みんなが
市民参加の「まちづくり」を
当たり前に楽しんでいるけれど
そのフックとなったのが
OPEN YOKOHAMAにまつわる
市民ワークショップでした。

振り返って見てみると、
小さな子どもから高齢者まで
みんなが積極的に話し合い、
キーワードをたくさん出して、
小さな意見も拾っていって、
蜘蛛の巣のような広がりが
やがて一つの言葉、形になって
いくのがすごく面白い!

「何十万も集まったキーワードを
手作業で仕分けして、集約していきました」

ビッグデータとかない時代の
アナログなデータ集約があったそうな。

イベント参加者の一人で、
かつての市民ワークショップに
ファシリテーターとして参加した人は
「ヨコハマのロゴマークを見るたび、
自分も一緒に作ったんだ、と
誇らしい気持ちになれる」
と話していました。

それはまさに、シビックプライド。

まちづくりに参加する楽しさが、
ひとり一人のプライドとなって
醸成している、ヨコハマ。

「それこそが、社会関係資本であり、
ヨコハマの魅力を作っているんです」
と兎洞さん。

改めて、わがまちの魅力を
再発見!できたイベントでした。

また、オープン2030については、
SDGs、国連の持続可能な開発目標に合わせて
「持続可能なお買い物」を考えよう、
という新たな取組み。

環境保全を考えた、
プロダクツのエコ認証など
世界では取組みが進んでいますが
日本での認知度はまだまだ。
消費者の理解がなければ、
作り手である企業も努力しない
という寂しい状況があります。

日本で使われているヤシ油は、
その多くが非認証・・・。

暮らしのなかのちょっとした気遣いで
海の向こうの環境や生態系が
守られるとしたら。

私たちも、商品のラベルにまで
ちゃんと目配せしたいものです。

 

 

 

 

 

 

 

プレ金の夜に

プレ金の夜に、
女性たちによる政策提言を
目指す自民党女性局主宰の女子会、
プレミアム・ウィメンズ・クラブ
第6回が先月開かれました。

教育問題がテーマの今回は、
文部科学大臣政務官・宮川典子さんを
コーディネーターに、
元文部科学大臣の松野博一さん、
衆議院議員 鈴木勇人さん、
国立教育政策研究所 濱中義隆さんら
教育に見識ある蒼々たる方々が
講演、パネルディスカッション。

少子高齢化の日本の未来は
今の仕事の約半分がITなど他に
代替される可能性があることから
イノベーションを引っ張る
人材育成が必要、
だから博士人材を厚くし、
教育費負担の軽減策を検討すべき、

という趣旨のもと
大学無償化の新制度や
次世代に投資する
こども保険など、
日本の未来を考えた
政策のあれこれのお話が。

でも少し疑問に感じたのは、
制度とお金も必要大前提だけど
まず大事なのは
日本はどんな未来、
どんな人を作っていくのか?
みんなが共感できる
ビジョンはどうなんだろう、
ということ。
そこは今後の議論に期待です。

講義を終えたあとの
懇親会では、宮川典子さんが
教師時代に経験した
悲しい出来事にふれ

「子どもたちがみな、
日本の未来に希望を持てる
教育の場を作っていきたい。
誰一人、自殺などしない
社会をめざす」
と話してくださり、
熱い想いに思わず涙が。

女子たちも皆、
熱く語り合いました。

未来を描くこと。

みんなが希望を持つ、ということ。

教育と制度、ビジョンについて
みんなで考えたプレ金のよる。

 

こころと社会

夏休みはキャンパスへ。
今年の夏休みは、勉強三昧。
慶應義塾大学通信科の
夏期スクーリングに通いました。

久しぶりのキャンパスライフ、
同じように大学に通う
社会人の仲間との出会いは
人生の宝と思えるほど。

いくつかの講義のうち
印象的だったのは
社会心理学の講義でした。

社会心理学とは、
個人と集団の相互作用を
実験を通じて読み解くもので
杉浦淳吉教授は
ゲーミングの手法も交えて
わかりやすく教えて下さいました。

トランプを使って環境行動を促す実験も。

しかし・・・、
深く知れば知るほど、
大きな疑問が膨らみます。
人の心、個人や集団の心は
相互作用によって変化してしまう
・・・ということ。

もちろん確固とした信念を
貫く個人はあれども、
過去半世紀の実験では
集団の心理は自在に操作可能、
ということがわかっています。

これはすなわち社会的利益のために
みんなをよき方へと
導くこともあれば、
反対に、悪意に操られる
危険性もあるということ。

為政者、指導者は道徳心が大事。

過去から現在にいたるまでの
世界の変化を見るにつれ
個々の心を育む教育が
根本的な強さや平和を
つくるモト
なんじゃないかな、と思うのです。

なお、慶應義塾大学塾長
長谷山彰先生の記念講演では
谷村豊太郎先生の有名な言葉,
「直ぐ役に立つ人間は,
直ぐ役に立たなくなる人間だ」
を例に人間教育のお話をされました。

私たちは何を学ぶべきか?
考えさせられる夏休みでした。

 

 

Know yourself, No fear

1週間の筋トレ特訓!
慶應義塾大学体育研究所の
山ちゃんこと
山内賢先生の指導による
“山ちゃんキャンプ”
にこの夏、参加しました。

これは夏期スクーリングの
一講座でしたが
健康なからだと筋肉について
本気!で
学ぶことができました。

(c)flickr/teammarche https://www.flickr.com

マシントレーニングでは、
各自の1RM
=1回の最大重量
を測定し、それに合わせて
各自プログラムを計画。
また各自の筋力量、バランスも
最新機器を使い測定し、
体力強化の方法と理論を
学びました。

本気で取組むほどに
ハードな1週間でしたが
筋肉を科学することで、
見えてくる世界が違う、
と実感できたことは
大きな収穫です。

筋トレだけで終わらない
山ちゃんの人生訓も
心に残りました。

「彼を知り己を知れば
百戦殆うからず」

限界を知れば
策が立てやすくなる、
名匠や名将は限界を伸ばすことと
余力を測る能力に優れている、
と孫子の兵法を例に
教えてくれました。

己を知ることの大切さを
身を以て体験した1週間。

ともに学び励ましあった
仲間たちと出会えたことも
大きな収穫です。

また、ここで学んだことは、
高齢者の健康維持対策にも
活かせそうです。
筋肉量と寿命は関連があり、
筋肉量が少ないと
死亡率が2倍になるとの
調査結果があるそうです。
(厚生労働省研究班2015)

さっそく義父と一緒に
ウォーキングなど
始めようかと計画中♪