先日、冨永愛さんにインタビュー。
海外でトップモデルとして活躍した彼女の素顔は、
気持ちいいくらいにナチュラルで
そこにいたスタッフみんなが笑顔になってしまう。
「ゴールは自分で決める」
そういって、潔く海外でのランウェイを引退してからは
モードのお仕事以外にも、
さまざまな活躍をしている冨永愛さん。
ホワイトリボン、WFPなど、社会貢献の活動にも積極的で、
彼女がアンバサダーとなることで、
社会貢献に参加する女性たちの層が、ぐんと広まったんじゃないかと思う。
そんな彼女が心がけているのが、
自然の中でのリセット、感性を磨くこと。
モードの表現力も、地球の未来への想いも、
すべて“感性”から湧き出している・・・・。
何気ない会話から、改めて大切なことを教わったような。
インタビュー記事は、セゾンプラチナ・アメリカン・エキスプレス8月号に掲載です。
クールビズの季節がやってきた。
半袖ビジネスシャツの男性たちが増えているけど、
なんだかしっくりこない。
涼しげというより、暑そうに見えてしまうのはなぜでしょう。
半袖シャツをスーツのズボンに合わせてるのでしょうか?
カジュアルでいくなら、カジュアル用パンツをはいたほうが良いですね。
ポロシャツにチノパンくらいカジュアルだと爽やかかもしれませんが。
ビジネスにおける涼感というのは、やっぱりキリリと引き締まったスタイルから
生まれるんじゃないでしょうか?
その昔、日本人が着物を愛したように、何か様式美の上にある涼しさ、
相手に対する心遣いみたいなものが、清々しさを感じさせるのでは?
先日、『週刊ダイヤモンド』でクールビズについてインタビュー記事を執筆しました。
明治大学の中野香織さんのお話は、まさにクールビズの本質を突いていて共感しました。
ダイヤモンド・オンライン クールビズ再考
3月のパリコレニュースが落ち着いてひと段落。
どんな時でも、やっぱりファッションは女性を元気にしてくれる、と思う。
日本で最初にファッションショーが行なわれたのは、1927(昭和2)年のこと。
三越ホール(現在の三越劇場)で行なわれたのが、最初だったと知った。
当時の人気女優、水谷八重子などがモデルとして出演し、
艶やかな姿を披露したという。
なんかNHKの朝ドラ「カーネーション」みたいだな。
昭和という時代の幕開けとともに、
新しい文化がやってくる!
—–そんな気分を当時の女性たちは楽しんだんだろうか。
日本橋三越 カード会員誌の巻頭コラムにて、ちょっと前ですが
日本初のファッションショーについて書きました。
これからも、日本女性を元気にしてくれるファッションが街にあふれますように!
数年後も、ずっとずっと年を経ても。
着られる服が、どれくらいあるだろう?
私のワードローブには、叔母がくれた古い黒ジャケットがある。
もう20年以上前のものと思われるが、
いまだ現役でジーンズなどに合わせている。
シャネルの黒いジャケット。
独特のツイードの風合いやシルエットは、本当によく出来ていると思う。
裾裏にチェーンが縫い付けられ、着たときに”シャン”と見える設計とか。
肩周りは若干手直ししたけれど、年代をまたいでも野暮ったく見えない。
先日、青山でカール・ラガーフェルドの撮り下ろし作品を集めた写真展
『The Littel Black Jacket』が開かれた。
シンプルな黒いジャケットが、こんなにもいろんな表情を見せるのか、
と新鮮な驚きだった。
シャネルのリトルブラックジャケットは、
もともとオーストリアのホテルマンの制服に
インスパイアされて’50年代に作られたものだという。
それがどういうわけか、女性たちが着こなすとエレガントに見えてしまう。
10着のファストファッションよりも、
1着のシンプルな衣服の価値を改めて考えた。
カール・ラガーフェルドも来日、シャネルの写真展『The Little Black Jacket』http://woman.excite.co.jp/garbo/concierge/rid_45417/
先日、発刊されたNIKKEI STYLE MAGAZINE 2011秋冬号にて、
「スタイル・ニッポン」でビジネスを勝ち抜け—-というタイトルにて
ウォームビズスタイルについて考える記事を執筆しました。
ダウンベストを活用したり、自転車通勤にチャレンジしたり、
日本のハイテク加工の機能的繊維を選んでみたり・・・、
いろいろな選択があるわけですが、
やっぱりこれからはビジネススタイルにも「機動力」が肝心だと思うのです。
先週の台風でも、帰宅困難な人たちが続出しましたが、
いざ、というときでもサバイバルできる
フットワークの軽さを心がけたいですね。
つい、防寒のために着膨れしがちな冬ですが、軽快さも忘れずに。
かつてない非常事態を経験した今、
毎シーズン変化するトレンドを追いかけることに
どれだけの意味があるんだろう・・・? と、正直戸惑っていました。
深い、無常観。
それでも今回、秋冬コレクションの展示会を巡っているうちに、
ある発見に出会いました。
人類の文明への回帰。
私たち人類が、文明を育んできたことへの喜び、その美しさを、
デザイナーたちは再発見したかのよう。
なかでも興味深かったのは、
ビザンチン文化を表現したシャネルや
ローマ文明を見つめ直したブルガリ。
ビザンチン調の工芸アクセサリーや、
ゴールド、ブルー&グリーンの美しさで異次元に誘うシャネル。
ローマ時代の再生のシンボルとして愛された蛇や、
強さの象徴、ライオンのモチーフを取り入れたブルガリ。
たとえ今、私たちが原発という文明の怪物に脅かされていようとも、
恐ろしい憎悪を感じようとも、
一方では、人類は、この上なく美しい文明を育んできた歴史がある。
そんなことを、つれづれに・・・。
シャネルのパリ-ビザンスコレクション記事はこちら
http://woman.excite.co.jp/garbo/concierge/rid_29661/
※ただしそれぞれのコレクションは3・11以前に本国で発表されたものです。
イヴ・サンローランのクリエイティブディレクター、
ステファノ・ピラーティが制作したショートフィルム「NO WAY BACK」。
この熱気と狂気を帯びた空気感に、痺れる。
皮膚で感じる、モードの世界観。
ラストのジーザス・クライストのタトゥーシーンは必見。
初夏の東京に、ファンタスティックな氷山が!?
2010年6月、代々木体育館で行われたシャネルの2010/11秋冬コレクション。
そこには大きなサプライズが待っていた。北極の氷山をイメージした舞台セットが、青白いスポットライトの中に浮かび上がっていたのだ。シャネルのデザイナー、カール・ラガーフェルドが今年の秋冬のクリエイションのテーマに選んだのは、北極への小旅行。
氷の女王か、はたまた 続きを読む シャネル2010/11秋冬、フェイク&リアル革命 →
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