先日、はじめてのハワイへ。
といっても観光ではなく、某カード会社さんのお仕事でしたが。
エメラルド色の海を間近に見ながら、海に入れたのはわずか3分!
という強行スケジュールでしたが、仕事だからこそ出会った人や場所は
今回のハワイでの収穫となりました。
まず、今回のハワイで知ったのは、
徹底した地産地消主義。
どこのレストランへ行ってもこの言葉を聞きました。
パシフィック・リム・キュイジーヌを島に広めたといわれるロイズでは、
ハワイ産の野菜、ハーブや魚介類にこだわり、
まず島の生産者を育てることから始めたといいます。
今では、ハワイでポピュラーとなった
パシフィック・リム・キュイジーヌも、
そんな食のクリエイターの努力があったからこそ。
おいしさの追求が、島おこしにもつながっているんですね。
でも意外だったのは、肉だけはアメリカ産ということ。
なぜかというと、ハワイには屠殺場がないというのが理由。
宗教上の理由から、殺生を行わないというのもハワイらしいですね。
そして一般観光客にあまり知られていないという
オアフ島最古の神殿、ウルポ・ヘイアウにも立ち寄りました。
王族たちの出産の場所だったという石積の聖地。
石や木に神が宿るという多神教的な感覚は、日本にも似てますね。
そういう古来の感覚は、
いまも自然と調和した暮らしとなっているのでしょうか。
青空に向かって積み上げられた無数の石の山を見ていると、
その昔、人々は祈りをこめてこれを築いたんだなと、何か尊い気持ちになります。
「ここはハワイの人にとって神聖な場所だから、お尻を向けちゃダメよ」
とコーディネーターさんに言われて、ここを立ち去るときは
みんなで後ろ歩き・・・。楽しく不思議な光景でした。