3月14日に行われた環境省主催グッドライフアワードにて、
私たちの取組みが、環境大臣賞特別賞を受賞しました!
「キッチンから資源節約を見える化、
ローフットフード」
3年前にスタートしたこの活動も
これを機に、もっと多くの人たちに浸透することを願います。
ローフットフードとは・・・
資源の無駄、エネルギーの浪費を押さえた
食材選びや調理法のこと。
CO2削減、水使用量削減を家庭で実践できる取組です。
チリもつもれば、じゃないけど、もし本当に
先進国のひとり一人が毎日
フットプリントを意識して暮らすようになれば
かなりのCO2&水削減になります。
これまでは、自動車、住宅、家電などの“モノ”を中心に
省エネの議論がされてきたけれど、
実は毎日の“食”も、地球環境にとっては
見逃せない落とし穴!なんです。
たとえば目の前のお皿にステーキ1枚(200g)、
ドンとあったとして、
それだけでも水1.1トン、CO2 1800gを消費します。
いやはや、とくに水の使用量がハンパない!
とくに牛肉は、成長までの数年間、
飼料となる穀物を大量に消費することから
水使用量が増大してしまうのです。
もし先進国の私たちが、このまま数十年後も同じような
食習慣を続けていたらどうなるでしょう?
温暖化、水問題、食糧危機など、
グローバルな視点でのさまざまな社会的課題を考えたら
やっぱり身近な食習慣から改善していかなければ、と思うのです。
とはいえ、まだまだ一般家庭においては
「フットプリントって何?」
「なぜそんなに水を使うの?」
などなど、食に関する環境評価への理解は十分とはいえません。そんな家庭の主婦や子供たちにも、なるほど! と
共感、行動してもらえるように、
わかりやすく食材別、キッチンの単位別に
“見える化”したのが今回の取り組みでした。
私たち女性は、キッチンに立つとき、
家族のことを思って料理をするものですが、時には
地球のこと、世界の厳しい環境に暮らす人たちのこと、など
想像を膨らませてグローバルな気持ちで料理をしてみたいもの。
“Good life for someone in the world,
Good life by everyone!”
受賞式で最後にお話したのは、この言葉。
環境大臣賞というすばらしい賞が、
みんなの行動を後押しするきっかけとなりますように!
そして3年間、よきアドバイスをくださった
東京都市大学 伊坪徳宏先生とゼミ学生の皆さんに
心から感謝します。