「ecology」カテゴリーアーカイブ

Buggy in the forest

先日、「みどりアップを見に行こう」
という横浜市みどりアップ
市民推進会議主催の
ツアーが開催され、
私も委員の一人として参加しました。

横浜市は、一人900円の
みどり税という環境税により
市内の緑地保全や
農地保全などが行われています。

都市の市街地は開発により
緑が失われてしまいがちですが
まとまった緑を残そうという
趣旨から市が森を買い取り
市民の森として保全することも
取組みのひとつ。

ツアーでは、港北ニュータウンの
一部の森と、緑道を観察しました。

仲町台駅からモールを少し抜けると
そこにはきれいな緑道が。
コースは茅ケ崎公園~
大原みねみち公園へ。

以前この一帯は山だったそうで、
‘70年代に山を伐り拓いて
市街地が作られました。

ツアーには、港北ニュータウンの設計に
関わったという筑波大学名誉教授の
川手昭二先生も同行され、
当時を振り返りながらお話されました。

開発にあたっては、
いかに“自然風”に緑を残すかを考えた。

もともとそこには杉やヒノキがあったが
暮らしにとけ込む森とするためには、
明るさが必要であり、
落葉樹などもバランスよく植樹した。

しかし40年を経て緑は成長し、
暗い森になりつつある。手入れも必要。
現在、みどりアップによる
樹林地の保全が行われていますが
なかには放置された私有林もあり
今後の課題は、住民たちが主体的に、
いかに森を管理していくか
ということである—というお話が。

森が暗くなると防犯上からも
心配する声があると住民の声も。

しかし森のそばに佇むマンション群を
観るにつれ、ここはもともと
森を切り崩して作ったんだよなぁ。

人が主役か、森の生きものが主役か?

森好きの私としては、
そこは悩ましいところです。
オオタカも、つい最近まで観られたそうです。

しかし、緑道を行き交うお母さんたちが
ベビーカーを押しながら
子どもと散歩しているのをみると、
素敵なことのように思えました。

身近な森に親しむことは
子どもたちにとっても
よい教育となるに違いないはず。
少子化のこれから、
子育て世代に必要なみどりのあり方を
この森に感じました。

緑地の開発を進める上で
自然が失われることへの
痛みを持っているかどうか。

それはまちづくりにおいて
なくしてはならない大事なことで
痛みがあればこそ、
なるべく自然に近い緑を残したいと
努力できるのだ—-

というような川手先生のお話も
感慨深く拝聴したのでした。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

いただきます-food edu.

食べることは命を育むこと。
食育の現場を通して、
食の大切さを実感できる
映画『いただきます』の
親子上映会&みそ作りワークショップを
11月20日開催しました。

福岡にある高取保育園は
昔ながらの和食給食を実施していて
映画では、小さな子どもも
納豆、ひじき、みそ汁を
うっまい!もぐもぐと
おいしそうに食べていて
こちらまで食べたくなってしまうほど。

映画『いただきます』より
映画『いただきます』より

itadakimasu_babyseatトークセッションでは
VIN監督といろいろお話しましたが
「映画のためにおいしい顔
してるわけじゃなく、
これは天然のおいしい顔。
子どもたちはみんな残さず完食します」
とのこと。
保育園の園庭にある丘で、
思いっきり遊ぶ子どもたちは
お昼にはお腹がぺこぺこで
おいしく食べられるんだそう。

右はVIN監督
右はVIN監督

都会の保育園では子どもが走り回る
環境もなかなか難しいけれど、
ここは地域の人たちが一緒に、
子育ての環境を守ってきたから
きちんと自然が残されている、
そんな話を聞いて共感しました。

また今回は、ウーマンエキサイトの
「WEラブ赤ちゃん 泣いてもいいよ」
プロジェクトに賛同し、
お母さんたちが赤ちゃんと一緒に
鑑賞できるようゴザ席も用意しました。
映画とリンクして赤ちゃんのリアルな
泣き声が響く会場は、
とても温かなムードに包まれ
参加者も「子育てのために協力したい」
とみんなの気づき、交流も生まれました。

リラックスした雰囲気の中、
赤ちゃん連れのお母さん、
働く女性保育士さん、
おばあちゃんなどさまざまな方々がご参加。
皆さん、自分なりの発見、
気づきを得てイベントを楽しんでくださいました。

映画上映会のあとは、
みそ作りワークショップを開催。
参加者全員が「みそ作りは初めて」
という方ばかりでしたが
みそ作りは、意外とカンタン。
「おいしくなーれ!」と
気持ちをこめながら、
ぺったん、ぺったん、
みそ玉を作っていきました。

 

miso-works

アンケートで頂いた皆さんの感想にも感激です。

「0才の子どもが食事の時に指差して“これ食べたいよ”と伝えている姿を見て、私まで嬉しくなりました。食べることは生きること、というのはよく聞きますが、食事が子どもたちを育んでいると実感できる映画でした」(保育園 副園長)

「日本人で良かった〜と思いました。日本の食を受け継いでいくことの大切さ、もっともっと純粋に命、食について考えていかなければと思いました」(保育士)

「わが家でも和食を中心にした食生活をしていますが、まだまだ足りないと思いました。保育園は一日の大半を過ごす場所なので、映画の高取保育園はとてもうらやましい環境です。自分なりに工夫していきたいです」(OL)

「全部、美味しかった! 家庭の和食力を強めるために、この映画はパパ、ママ、ジジ、ババ、みんなで観るようになればとても良いと思います」(自由業)

「横で赤ちゃんの声がする中で、この映画を観ていると、子どもの未来のためにベストのことをしてあげなくちゃ!という気持ちになりました」(保育士)

「こんなに心地よい映画、人に出会える集い、人生ってなかなかいいなぁって感じです。育児に関しては、まずは自分から変わることだ! と思いました」(主婦)

「自分の食生活との差にびっくりしました。普段和食をあまり食べないので、今後少しでも取り入れられるように試していきたいです」(OL)

「家族4人で久々に映画を観れました。夫が食事の大切さを映画で感じてくれたことも嬉しかったです」(OL)

「子どもの時に本物の味覚を知っていれば、大人になってもごはんとみそ汁に戻ってくると思うので、もっと子どもたちに食生活の大切さを伝えたい」(OL)

—–こうした皆さんの感想が聞けたことは、私たちにとっても大きな収穫です。ご参加の皆様、ありがとうございました!

映画『いただきます』親子上映会&みそ作りワークショップ

開催日:2016年11月20日

会場:吉野町市民プラザ

映画いただきます HP  http://itadakimasu-miso.jp

Local foods & rice

毎朝、ごはん食べていますか?
朝は忙しいのでパン食という人も
多いかもしれませんが、
私はやっぱりもっとみんなに
お米のごはんを食べて欲しいなと
思ってまして。

日頃、パン食ですましている
若い人、忙しい女性にも
もっとごはんを食べてもらうための
Local foods&riceプロジェクトを
ただいま準備中です。

横浜市内にも、まだまだ田んぼは
残っていて、お米農家さんも頑張っています。
そんな方たちの協力を得ながら
お米の6次加工化の取組み。
横浜市の地産地消ビジネス支援ではじめます。

これまでローフットフードの活動で提唱してきた
地産地消、エコ調理の考えを盛り込んだ
おいしい、カンタンご飯を
スマート・ウィメンズ・コミュニティの
女性メンバーと一緒に開発中です。

先日は、田奈で長年稲作を続ける
農家さんのところへ。
以前、横浜市の広報紙取材で
お会いして以来、お米を分けて
頂いているのですが、
新米、本当に美味しかった!

プロジェクトの詳細は
また後日、お知らせします〜。
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Fish ‘n sustainable

持続可能な魚食を考える、SH”U”Nプロジェクト

お魚、ちゃんと食べていますか?
先日、国立水産研究・教育機構主催の
SH”U”Nプロジェクト
外部レビュー委員会が開催され
私も委員として参加しました。

このプロジェクトは、
いってみれば日本版MSC認証、
(Marine Stewardship Council)
みたいなもので
日本独自のお魚のエコラベル評価を
考えましょうということからスタート。

sakana1現在、魚種ごとに資源の状態、
生態系・環境への配慮、
漁業の管理、地域の持続性、
健康と安全・安心などさまざまな角度から
データ収集と評価が進められています。

こうしたプロジェクトの背景には
2020年のオリンピックに向けて
環境に配慮した水産資源を考えることや
「日本は魚を穫り過ぎている」などという
海外からの批判にもきちんと答えられるよう
公正かつ客観的な調査を進める
目的もあります。

いま世界では、水産資源の約3割が
過剰に漁獲されている状態にあるそうで(FAO2016)
持続可能な開発目標(SDGs)でも
海洋生物資源の持続可能な利用が記されています。
今後はこの3割の資源を適切に管理し回復させ、
また残りの7割についても
持続可能な漁業開発を続けることが大切です。

shunpro1 さて、委員会では私は消費者の立場から
本プロジェクトの意義について問い、
点数評価が消費者、漁業者に
及ぼす影響や有効性を確認しました。

果たして点数でどこまで伝わる??
というのも今後検証が必要です。

また今年はサンマの減少が話題となりましたが
水産資源の変動には、漁業だけでなく
温暖化による水温上昇、
公海における他国籍漁船の影響など
さまざまな要因があります。
そうした評価は考慮されていないことも
気になり意見しました。

印象に残ったのは、研究者の仮説です。
「国際的な環境フォーラムでは、
日本は世界中の水産物を集め、
遠洋漁業を行い、どん欲に水産物を利用しているので
日本沿岸の生態系は荒れ果て、
乱れているというイメージを持たれることがあるが
実際に日本に来ると津々浦々に漁協があって
海がきれいな環境に驚かれることが多い。
日本沿岸の環境というのは、
荒れ果てた乱獲の状況にはない、というのが
一つの作業仮説。
本プロジェクトをきっかけに
データを集め検証し、
必要なところは改善していきたい」

との意見に私はとても共感しました。

水産、漁業の専門家の皆さんが
居並ぶ委員会ですが
私は消費者目線、環境目線で
今後も参加したいと思います。

里海という言葉があるように、
私たちは海を身近に感じながら
暮らしてきた歴史があります。
ちゃんと人の手が加わることで
自然と共存し、海の資源を守っていける、
そういうつながりを取り戻す
きっかけにもなれば、と願います。

 

 

ITADAKI-MASU

夏休みの終わりに、
山梨県道志村の養老の森で
「命をいただくということ
猟師さんと歩く森学」を開催。

deer_hunting

水資源保全協議会主催の
このイベントは、
都市と里山をつなぐことをテーマに
横浜市民の水源の森、道志村を
もっと楽しもうというところから
生まれたもの。

私は食育担当として協力し
猟師さんのおすそ分けの
鹿肉カレーを食べて
森で、猟師さんから
森と動物の話を聞こうという
プログラムを企画しました。

この日は養老孟司氏の
講演もあったせいか、
台風前日の荒天にも関わらず
大勢の親子が参加!

deer2でも、なぜ鹿肉?
かといえば、いま日本の森では
鹿が増えすぎて森や畑が荒廃する
ということが起きています。

「昔は、この辺は雪深くて
鹿もそれほど多くなかった。
でも温暖化のせいか温かくなって、
冬を越せるようになったかもしれねぇな」

地元の猟師さんが教えてくれました。
また全国で猟師人口が激減したり
植生が変化したのも理由のようです。

でも、もともと森は動物たちのすみか、
害獣って呼ぶのはどうかな?
と、ふつふつしていると

「昔から、鹿は山の神様の分け前
っていって感謝の儀式があるさぁ」
と猟師さん。

普段、私たちは機械化された
スーパーの肉を食べ、
いつのまにかそういう
「自然への感謝」を
忘れている気がします。
昔の日本人は、里山暮らしをしながら
狩りをし、自然と共存してきたわけです。

「命をいただく」って何だろう?

その意義を考えていた時に
ある言葉に出会いました。

故宿人身
同証仏果

命尽きた生き物はそれが因縁ゆえ、
(食べられて)人間の身になることで、
人と同化し成仏することができる・・・
という意味の諏訪大社の勘文。

諏訪大社では、狩猟神にあやかって
鹿肉を食べる免罪符を発行していたそうで
そこにこの言葉が書かれているそうな。

また、鹿肉は牛、豚肉に比べても
鉄分、たんぱく質が多く
まさに私たちの血、肉となる食べ物。

そんな話をあれこれしながら
みんなで頂いた鹿肉カレーは、
格別の美味しさでした!

そして思いのほか、子どもたちの
理解力がしっかりしていて
「うん、わかる!」的な反応。
森好きの子どもたちは、頼もしい〜。
また参加者からは
「若い人も、もっと森で猟をしたいと
思うようになれば森の保全に役立つよね」
「鹿肉、意外と柔らかくて美味しい」
などの意見も頂き、うれしい一日でした♡

 

 

 

 

 

OKINAWA told me・・・

先日、沖縄取材のついでに、
ぶらり沖縄散歩。久高島へ。

久高島では、ぐるっと聖地巡り。
神様のすむ島として
先祖代々守られてきた島には
手つかずの自然が残っていて、
森へ入ると、
むぅっと植物の呼吸が
感じられるような
濃い空気に包まれます。

kudaka_island 久高島には、
土地は誰かのものじゃなく、
神様のものという考えから、
個人所有を認めず
「総有」という
独自の憲章が守られているそうです。

おかげで開発されることなく
自然が守られてきたわけです。

kudaka sea私たちはつい、自然を
コントロールしようと
してしまいがちだけれど
実は自然は誰のものでもない
ということを忘れてはいけないですね。

けれども沖縄のちょっと先の
尖閣諸島では、隣の国が
けんかをふっかけている。

自然破壊が進んだ、かの国は
心まで破壊されているのか。

豊かな国のつくり方。

私たちの祖先から続くDNAに
刻まれた大切なことを忘れずに、
この自然、この国を
守りたいものです。

太陽と龍@斎場御嶽

太陽を見上げたら龍がいた。

Portland Festa in横浜

いま行ってみたい街、ポートランド。
5月に開催された
2nd Portland Festa
In Yokohama Bay Quarterに
私たちスマート・ウィメンズ・コミュニティの
「たねまるしぇ」も出店しました。

01ead2a1b63d0b77ad3e77242f8ff12972d0cb4e07たねまるしぇでは、
地産地消の普及啓発として
野菜のマルシェ&交流会を
昨年より行ってきましたが、今回は
みんなで開発した
ローフットフード・ピクルスも販売。

010174e7191970d0bddfb67ae8a4f865922d6ea111地元野菜を皮ごと、葉ごと
ヘルシーに食べられる
砂糖不使用のピクルスは、
“地球ダイエット”の
取組みとして注目されました。

地域の人々が農を支える
CSA=Community Supported Agriculture
という仕組みが根付く
ポートランドは
世界で一番レストランの多い街
として過去にランキング
したことがあるほど
食に対する意識が高いそうです。

フェスタに合わせて来日した
日本人シェフの田村なを子さんは
「市民がレストランを育てる、
生産者を支える」という
ポートランドの食風土を
教えてくれました。

私たちのまち、横浜でも
そんなふうにみんなで
食文化を育てていけたらいいね。

01ae31e0fb729d60e51b40b57c7227f3c31bf9fedd

What’s blue carbon?

海もCO2吸収しているって
知っていました?
海のCO2削減の取組み、
ブルーカーボンが
ますます注目されています。

銀座三越にて連続講座
フジテレビpresents
「ブルーカーボン連続セミナー」
が開かれ、私もMCとして
ご協力させて頂きました。

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東京海洋大学 刑部教授はじめ
九州工業大学の浦環先生や
さかなクンなど、
海洋研究の第一人者の皆さんが
海と地球環境のこと、
海洋資源、海洋生物など
興味津々のお話を講義。

なかでも衝撃的なのは
CO2の30.5%は海に吸収され
それによる海の酸性化が
進めば海の生物多様性が
損なわれてしまうということ。

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海に囲まれた日本の私たちは
海の幸とともに暮らし、
独自の海文化を育んできました。
江戸前の食文化も、
東京湾の豊かな恵みがあってこそ。
でもいつかその恵みが
失われてしまうなんてことが
ないように、私たちは
海の環境と温暖化について
もっとマジメに
考えていかなければ、
と思ったわけです。

セミナーには、子ども連れの
お母さんも多く参加され
環境教育のことなど
積極的な意見もありました。

これまではシンポジウムなど
専門的な議論が多かったのですが
三越という開かれた場で
セミナーが行われることで
子どもも大人も、
より身近な問題として
海の環境について考えて
もらうことができました。

最終日には、リピーター参加の
女の子から、手作りの
魚のしおりのプレゼントを
頂いて感激!でした。

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Green tax for the future

子どもたちと一緒に考える、みどり税のお話。
横浜市のみどりアップ計画市民推進会議の主催で
3/12「まちもり探検キッズ」というイベントを実施。

私は同会議委員で広報部長として
イベントに携わってきました。
一番難しいと思ったのは
「どうしたら子どもに
税金のことわかってもらえる?」
ということ。

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最近の小学校5、6年では
税金の話も本格的に教えているそうですが
みどり税は、いわゆる環境税で
市内の緑地保全や
緑化、農地保全に
使われているもの。

子どもに理解してもらうのは
少し難しいかな?

と、広報部内でも喧々諤々・・・

でも結果は、ノープロブレム。

「未来のために、
ケーキ3個分(900円)の
おこずかいを我慢して、
森を守る!」

小学3年生の女の子が、
そう宣言してくれました。感激!

まちもり探検は、
十日市場の都会と、新治の里山で
緑のお宝をクイズ形式で
探していくというもの。

「お札になる木は?」

「春だけど雪なものな〜に?」

子どもも大人も夢中で探して歩きました。
そしてみどり税を知る紙芝居、
「みどりアップの冒険」では、
ワタクシ、みどりちゃんを演じ、
関東学院大学教授の望月正光先生との
掛け合い漫才?で

横浜の森は、
みんなで守っているんだよ、
とお話しました。

ドイツをはじめヨーロッパでは、
「森のようちえん」という
子どものための環境教育が盛んですが、
こうやって子どもの頃から
自然の中で税のこと、
社会の仕組みを学ぶことで、
きっと理想の未来を創れ
る大人が増えるといいなぁ♡

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みどりアップQ別冊「こどもみどりアップQ」はこちらからダウンロードできます。

 

SATOUMIへ。ブルーカーボン・シンポジウム

里山があれば、里海もある。
里海とは、そこに遊び、
自然の恵みを頂く、
人と海が寄り添う
昔ながらの暮らし方。

1月22日に開かれた横浜市主催の
第4回ブルーカーボン・シンポジウムin横浜では、
さまざまな識者の方々が、
横浜の海と、海の環境についてお話し、
私も司会・進行役として参加しました。

海の公園

パネルディスカッションでは、
横浜の海のこれからについて
大いに議論が盛り上がりました。

里海の定義とは、
「人手が加わることによって
生物多様性と生産性が
高くなった沿岸海域」。

いまや英語表記の
SATOUMIとして
海外でも注目されています。

NHKのプロデューサーで
里山資本主義の仕掛け人でもある
井上恭介さんも登壇され
広島で海を再生した方々の
取組みを紹介していました。

海に牡蠣や藻場を取り戻すことで
海がきれいになって魚も戻る。
自然の循環が大事なんですね。

一方、横浜の海はというと
私たちが触れられる海、
つまり砂浜はわずか。
一人当たりの砂浜距離は4mm。。。
寂しいかな。
海に臨む港町ながら、
人の暮らしからは離れてしまった。

この目の前の海という資源を
もっと活用できれば
どんなにか楽しく豊かになる?

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ベイサイドマリーナの岡田豪三さんは
ヨットの楽しさと港の発展を、
金沢臨海サービスの座間吉成さんは
海の教育の大切さを
そして横浜市の信時正人さんは
まちづくりと海の未来について
語ってくださいました。

横浜から、もっとSATOUMI、
広がっていきますように!