夏休みはキャンパスへ。
今年の夏休みは、勉強三昧。
慶應義塾大学通信科の
夏期スクーリングに通いました。
久しぶりのキャンパスライフ、
同じように大学に通う
社会人の仲間との出会いは
人生の宝と思えるほど。
いくつかの講義のうち
印象的だったのは
社会心理学の講義でした。
社会心理学とは、
個人と集団の相互作用を
実験を通じて読み解くもので
杉浦淳吉教授は
ゲーミングの手法も交えて
わかりやすく教えて下さいました。
![](https://i2.wp.com/purplephrase.com/wp-content/uploads/2017/09/eko_trump.jpg?resize=474%2C356)
しかし・・・、
深く知れば知るほど、
大きな疑問が膨らみます。
人の心、個人や集団の心は
相互作用によって変化してしまう
・・・ということ。
もちろん確固とした信念を
貫く個人はあれども、
過去半世紀の実験では
集団の心理は自在に操作可能、
ということがわかっています。
これはすなわち社会的利益のために
みんなをよき方へと
導くこともあれば、
反対に、悪意に操られる
危険性もあるということ。
為政者、指導者は道徳心が大事。
過去から現在にいたるまでの
世界の変化を見るにつれ
個々の心を育む教育が
根本的な強さや平和を
つくるモト
なんじゃないかな、と思うのです。
なお、慶應義塾大学塾長
長谷山彰先生の記念講演では
谷村豊太郎先生の有名な言葉,
「直ぐ役に立つ人間は,
直ぐ役に立たなくなる人間だ」
を例に人間教育のお話をされました。
私たちは何を学ぶべきか?
考えさせられる夏休みでした。