「smart womens」カテゴリーアーカイブ

里山資本は、甘い?苦い?

道志村で続けてきた“木こりツアー”も今年で4年目。
この6月まで、国土緑化推進機構 緑の募金事業により推進してきましたが
今回は森の間伐と同時に、山の植物の多様性を探る
“野草狩り”をスマート・ウィメンズ・コミュニティ主催で6月に行いました。

わらび、山ぶき、サンショウ、シソ、よもぎ、ウド…etc.
ほんの1時間の間に、こんなにも! というくらい
たくさんの野草たちに遭遇。
とくにわらびは、見事なほど群生していました。

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4年前、森を訪れたときは下草も生えないような場所でしたが、
ボランティアの間伐と手入れによって、
こんなにも豊かになった、ということを実感。

試しにわらびをとったその場でかじってみると、
甘くてびっくり!
通常、わらびなどの山菜はアク抜きをしないと渋くて食べられませんが、
野生のとれたてわらびはこんなにも甘いのか、と。

その昔、里山で暮らしてきた日本人は、
こんなふうに森の恵みを暮らしに取り入れてきたんだなぁ、と
里山の豊かさを、改めて知るきっかけにもなりました。

世間では「里山資本主義」などと話題になっていますが
その資本である、森の恵みをこれからも絶やさないためにも、
まずは森の大切さと楽しさを、たくさんの人に知って欲しいものです。
今はボランティアに頼るしかない道志村の森林保全ですが、
もっと多くの人が興味を持つことで山が元気になるといいな、と思うのです。

次回は秋に開催予定。お楽しみに。

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With Global Women

いま、アジア、アフリカの女性たちが考えていること、感じていること。

どれくらい日本の私たちは知っていただろう?

先週、JICA研修に参加する機会を得て、あらためて気づいた

いくつかのこと。

 jica yokohama1

JICA横浜ではアジア、アフリカからの研修者に混じって、

一般市民オブザーバーとして参加させて頂いた。

「ジェンダー自立」「農村の村民参加型開発」という使命を負った彼らの思いを、

間近に感じながらも、国境を越えて楽しく過ごした数日間。

 

jica yokohama2興味深かったのは、cause & effect tree というダイアグラム。

貧困など、さまざまなissueに関して、そのルーツ(根)を探り、

その影響(果実)を追求すると、1本の樹となってつながって理解できる・・・というもの。

そこで多くの国がissueとして挙げたのが「貧困」、

だけどその根には、Colonialismがあって、果実にはWarがあるというアフリカや

easy believeな純粋さ、lazyさを根に持ち、資源のdepleteをもたらすタイなど

研修生たちの冷静な自国分析に、はっとさせられた。

 

そんな彼らと横浜みなとみらいを歩きながら観察したときのこと。

この街の開発の余地は何か? というのが課題だったのだけれど、

「うーん・・・、もう十分じゃない?」

ラオスやミャンマーの研修生が首をかしげていた。

確かに比べてしまえばそうだよね。

私たちはつい自国を基準にしてしまいがちだけど、

世界には、まったく違う見方があるということもシンプルな気づきだった。

 

たくさんの気づきをくれた出会いに感謝します。

最終日は、アフリカのキュートな研修生と一緒に、フェアウェルソング&ダンス!

イエスタデイを替え歌にした、彼女の詩に思わず涙しつつ・・・。

kikkory Girls

森へ出かけよう。森をまもろう。

そんなテーマではじめた女性たちの間伐体験。

ちょうど一年前、山梨県道志村のNPOの間伐に誘われて出かけてから、

ずーっと気になってしまい、ついに女性たちの間伐ツアーを決行しました。

私たちの水源林であるこの場所、道志村にこだわって

小さな活動が、未来の環境や資源を育むきっかけになれば、と思って。

けれど日本の森や林業の実態を知れば知るほど、

「持続可能な仕組みが、見えにくい・・・」と重たい気分になるのですが。

それでも一人でも多くの人、

とくに女性やファミリーが森に関心を持ってくれたら、

何か変わることもあるかもしれません。

そんな気持ちで、先日横浜クイーンズサークルで行われた

「ヨコハマ環境行動フェスタ2012」のステージで

私たちの活動報告会を兼ねたトークイベントを開催。

スマート・ウィメンズ・コミュニティのkikkory Girls 、

なぜかみんなチェック柄?! シャツで登壇。

また、FMヨコハマの番組、E-ne! にも出演し、DJ MITSUIさんと私たちの活動をおしゃべりしました。

http://yokohama-cruiz.org/2012/10/30/media_info/